落合陽一が語るAI論とは!?AIを生き抜くための武器にしろ!!

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引用元:https://www.nomura.co.jp/el_borde/feature/0017/



今回は、落合陽一から学ぶAI論について紹介していきたいと思います。

 

現代の魔術師として世界中から高い評価を受けている、IT研究者の一人落合陽一。

 

今回は、彼が見るAIの役割について解説していきたいと思います。

 

AIは人間を労働から解放する手段である

我々の社会が抱えている社会課題とAIがどうリンクするのか、というのをよく考えていて。特に属人的な課題をどうやってコンピュータを使って解決していくかは重要です。

ー落合陽一(https://ledge.ai/theai-2nd-ochiai/

 

AIというのは、様々なタスクを代行してくれたりサポートしてくれるようなイメージがあります。

 

そのことが先行して将来の職業がAIによって奪われるのではないかという心配も出てきました。

 

そんな中、落合陽一の考えるAIの役割というのは、人間がやらなければならなかった仕事をAIが代行することによって、労働から解放する、または労働負担を減らすことであると述べています。

 

どういうことかというと、世の中には必ず、人がやらなければならない仕事というのがある一定数あります。

 

例えばそれが介護とかの仕事ですね。このような仕事の中で完全にAIが代行するのは難しいです。

 

しかし、日頃の被介護者の生活リズムを分析し、AIが特徴的な行動を捉えることで、介護従事者の仕事の負担を減らすことが可能です。

 

つまり、AIというのはただ単に労働を奪うような悪のようなものではなく、労働者をサポート、そして効率化してくれるものだというのです。

 

落合氏が現在研究しているとされるプロジェクトはいくつもあるそうですが、代表的なものはこちらです。

 

  • 車椅子同士の連携動作や障害物検知で介護士をサポート
  • 身体に取り付けた電極パッドに電気信号を流し筋肉を動かし音楽の演奏をサポート
  • オーケストラ演奏を聴覚障害者に振動で伝えるサポート
引用元:https://ledge.ai/theai-2nd-ochiai/

 

最適なAIの実現にはデータの拡充が必要である

 

「個々人の身体性というものが多様化したときに、個々人に合わせた多様なAIを作っていく必要があって。そのためには個々人から収集した少ないデータセットで対応しなければいけません。」

ー落合陽一(https://ledge.ai/theai-2nd-ochiai/

 

私たち、一人一人にあったAIを作るためには、それなりのデータが必要になってきます。

 

しかし、データ量は必ずしも多いとは限りません。ですので、得られた少ないデータを拡充していくことが、個人にあったAIを作るためには必要であると述べています。

 

データを拡充するための手段として具体的に3つ落合氏は挙げています。

 

1、GAN(敵対的生成ネットワーク)でデータセット作成

2、3Dモデルから2次元画像を生成し、データセットを拡充

3、低コストで現場から新しいデータを収集し続けるためのシステム

 

高度なAIを実現するためには、やはりデータ量というのが非常に重要になってくるんですね。

 

漠然として考えていたこのAIの実現性について、適切な問題提起をしてくる落合氏はやはりさすがです。

 

まとめ

 

世界のトップを走っている落合氏の言葉にはすごく重みがあります。それだけに、これからのAIの役割、現在の課題は非常に面白いですね。

 

これからもどんどん落合陽一氏の記事をアップしていきますので興味があったら是非見てください。

 

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